在宅勤務とは、会社に出社せずに自宅で仕事を行う勤務形態のことを言います。
パソコンやインターネットを利用して、会社で仕事するのと同じように働きます。
よく「リモートワーク」、「テレワーク」との違いは何だろう?と思われますが、リモートワークは単に「会社以外の場所で働くこと」という広い意味なのに対し、テレワークには、「ICT(情報通信技術)を活用して、会社以外の場所で働く柔軟な働き方」という意味が含まれます。
テレワークの中でさらに自宅で働くことに限定したのが在宅勤務となるでしょうか。
今回、コロナ禍でほぼフル在宅勤務に切り替わった筆者が感じた在宅勤務のメリット・デメリットについてまとめました。
在宅勤務のメリット
まずは在宅勤務のメリットです、ワーキングマザーには大きなメリットになります。
在宅勤務のメリット1:通勤時間がかからず時間が有効活用できる
在宅勤務の1つ目のメリットは、通勤時間がかからないことです。
満員電車や長距離移動等で肉体的な疲労や精神的なストレスを感じることなく、自宅からすぐに仕事を開始できるので、移動にかけていた時間を有効活用することができます。
ワーキングマザーの場合、朝は特に朝食準備やお子さんのお世話、登園・登校準備、自分の身だしなみ等で1分1秒が惜しい状態でしょう。
そのような時間帯で、通勤時間がなく時間が有効活用できる在宅勤務は大きなメリットがあります。
私も特に自分の身だしなみにかける時間が大きく減り、その分5分長く寝ていることができて、本当に助かっています。
在宅勤務のメリット2:業務の合間に家事ができる
在宅勤務のメリット2つ目は、業務の合間に家事ができることです。
今日は天気予報も晴れだったので洗濯物を外に干していたら、夕立が来て帰宅後涙した…というワーキングマザーは私だけではないでしょう。
在宅勤務では、天気の様子を見ながら洗濯物を干し放題、天気が良い日には布団を干すこともできます。
休憩時間の合間にちょっと野菜を切っておいて鍋にかけておく、炊飯器をセットしておく、などもできるので、業務終了後に夕食準備に素早くとりかかることができます。
在宅勤務のメリット3:業務効率が上がる
在宅勤務のメリット3つ目は、業務効率が上がることです。
誰かに話しかけられたり中断されることがないので、自分のペースで仕事をすることができます。
ちょうどキリが良いところまでとか、ノッてきたから一気に進める!など自分の業務に集中して作業できるので業務効率が上がります。
在宅勤務のメリット4:急な子供の体調不良に対応できる
在宅勤務のメリット4つ目は、急な子供の体調不良に対応できることです。
突然の子供の体調不良はワーキングマザーあるあるです。朝の検温でお熱があった!あるいはコロナのクラスターで保育園や学校がお休みになった!でも今日やらないといけない仕事があって、急に仕事を休むことができない…
そんなときも在宅勤務であれば、家庭保育にして最低限の業務に対応することができます。
もちろん子供のお世話が発生するので、普段の業務と同じように進めることはできませんが、急に休まなきゃいけない状況になっても余裕をもって対応できます。
在宅勤務のデメリット
良いところばかりのような在宅勤務ですが、もちろんデメリットもあります。
メリットと表裏一体の部分もあるので、難しいところです。
在宅勤務のデメリット1:コミュニケーションが取りにくい
在宅勤務のデメリットの1つ目はコミュニケーションが取りにくい、これに尽きます。
仕事のコミュニケーションって、バーバルコミュニケーション (言語で相手に伝達するコミュニケーション)だけでなく、思っていた以上にノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーションのこと。
表情やしぐさ、声のトーンや抑揚、身振り手振りや視線等)に頼っていたのだなと在宅勤務がメインになって実感しました。
いちいちすべて文書化しなくてはならなくなり、やり取りをするメールが増加し、コミュニケーションを取るのに従来よりも時間がかかるようになりました。
在宅勤務のデメリット2:業務の進行状況が共有しにくい
在宅勤務のデメリット1とも関係していますが、在宅勤務のデメリット2は、業務の進行状況が共有しにくいことです。
自分の上司に自分が何をしているか見えにくい、自分の部下がどんな仕事をしているか見えにくいので業務の進行状況について別途コミュニケーションを取る必要があります。
特に以前よりも上司に自分がちゃんと仕事をしているよ!というアピールをする必要が生じたように感じています。
業務の進行状況を視認できるツールを導入している会社も多いかと思いますが、私は結局メールや通話等で進行状況の打ち合わせをすることが多く、こちらも時間がかかるようになったなという印象があります。
在宅勤務のデメリット3:家庭保育では在宅勤務どころではない
在宅勤務のデメリット3つ目として、家庭保育では在宅勤務どころではないというのが上げられます。
メリット4つ目とは表裏一体、切っても切り離せないのですが、急な子供の体調不良や学校の休校時にも対応できて最低限の仕事はできるものの、あくまで最低限です。
子供のお世話でしょっちゅう中断され、打ち合わせでも全く静かにすることができずヘッドフォンはハウリングを起こす…もはやカオスです。
効率どころではなく自分が何をしようとしていたか分からなくなります。
しかもこういった子供の体調不良や学校の休校等は数日続きます。
どこかの病児保育等利用できれば良いのですが、コロナのクラスター等で休校になっている場合、お子さんは家から一歩も外に出られないことが多いです。
暇になって暴れまわる子供、その相手をしながらお世話しつつ家事も進めて…そんな中で在宅勤務なんて無理ゲーと言ってよいかもしれません。
勤務はお子さんが寝ている間に等、無理のないように勧めましょう。
在宅勤務のデメリット4:座りっぱなしで運動不足になる
在宅勤務のデメリット4つ目は、座りっぱなしで運動不足になることです。
今までは通勤もあり1万歩ゆうに歩いていましたが、在宅勤務で家庭内にいるだけでは5000歩歩けば良いほうです。
適度に体を動かすのは大事だな、と増えた体重計、ごりごりに凝った肩や首を回しながら実感しています。
まとめ
以上、フル在宅勤務のワーキングマザーが在宅勤務のメリット・デメリットそれぞれ4選!についてまとめてみました。
メリット・デメリットを踏まえて、各ご家庭の様子に合わせて在宅勤務ができると良いですね。
皆さん、無理せずお仕事頑張りましょうね!
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