雛人形はいつ出す?飾り方やお祝いの仕方は?いつしまえば良いの?

女の子がいるご家庭ならそろそろ気になる「雛祭り」!
桃の節句とも呼ばれる雛祭りは、女の子の健やかな成長を願う日本の伝統ある節目の行事です。
雛人形って一体いつ頃出すのが正解なんでしょう?

雛祭りを過ぎても飾っていると、娘が行き遅れるなんて言い伝えもあるけれど、一体いつ頃しまうのが正解なのでしょう?

目次

雛人形を飾るのにおすすめの時期

雛人形を飾るのは、2月初旬から中旬頃までに飾りましょう。

以下の3つの時期から選んでご都合の良い日に飾ってください。

気を付けて頂きたいのは、前日に慌てて飾ると一夜飾りになり縁起が悪くなってしまうことです。

余裕を持って飾るようにしましょうね。

立春 2月4日頃

2月3日の節分に豆まきをして邪気を払った後であり、旧歴の暦では1年の始まり、春の始まりでもあることから、立春に飾ると縁起が良いと言われています。

雨水 2月19日頃

2月の中旬頃は雨水と言って、「雪が雨に変わり、雪解けが始まる時期」のことです。

立春と同じく縁起の良い季節の変わり目となっています。2023年は2/19~3/5までの2週間が雨水になります。

雛人形には厄払いの意味もあるので、厄を移した人形を水に流していたことに由来して、「水が豊かになる雨水に雛人形を飾ると良縁に恵まれる」という言い伝えがあるそうですよ!

大安の日

大安は、大いに安しという意味を持ち何をするにも吉とされる日なので、せっかくなら縁起の良い日に飾りたいですよね。

2023年は2月19日が雨水と大安が重なる日曜日になるので、この日にご家族で一緒に飾ってみてはいかがでしょうか?

雛人形の飾り方

雛人形を飾るのに、どの場所に飾るか悩みますよね。

特に場所は定められていませんが、リビングや和室の一角というのが一般的なようです。

玄関というご家庭もあるかもしれません。どちらにしろ雛人形が濡れたり汚れたりしない場所に飾ってください。

近年は住宅状況もあり、コンパクトな雛人形が好まれるので、一段タイプの雛人形を飾られるご家庭が多いかと思います。

一段タイプの雛人形や雛道具の標準的な飾り方をご紹介します。

男雛と女雛を並べます、関東では向かって左側が男雛で、右側が女雛になりますが、関西の一部では右側が女雛で、左側が男雛になります。

男雛は冠の纓(えい)と呼ばれる付属部分をまっすぐ立たせるようにし、手には笏を持たせます。女雛には檜扇(ひおうぎ)を手に持たせましょう。

雛人形の後ろに屏風を立て、両脇にはぼんぼりを飾ります。

男雛と女雛の間にはお神酒を載せた三方という杯を飾ります。

雛祭りのお祝いの仕方

桃の花を飾る

雛祭りの時期は、桃の花が満開になることから桃の花を飾ってお祝いします。

桃の木は長寿の木として知られ縁起の良いものであること、桃の花には魔よけの力があると信じられていたことから、桃の花を飾る風習ができたようです。

お祝い料理はどんなものが良い?

  • ちらし寿司
    :ちらし寿司は華やかで見栄えが良く、桃の節句にふさわしいことから雛祭りのメニューの定番になっています。
    エビやレンコンなど縁起の良い具材を使っているので、縁起が良い食べ物としてお祝いの席にふさわしいとされています。
  • 蛤のお吸い物
    :蛤は一対の貝殻でなければぴったり合わないため、夫婦和合の象徴として良縁の縁起物としてよく食べられています。
  • ひし餅
    :ひし餅は下から緑、白、桃色の順に三色のひし形の餅が重ねられたものです。緑はヨモギ、白はヒシの実、桃色はクチナシの実で色付けされています。
    繁殖力の強いヒシの実から、子孫繁栄や長寿の願いが込められています。
    また、ひし餅の三色の色の順序には意味があり、白い雪の下から新芽が芽吹き、桃色の花を咲かせるという意味があるそうです。
  • ひなあられ
    :ひなあられは、桃色、緑色、白色、黄色などの四季を意味する色が使われており、自然のエネルギーを得ることができるように、お子様の健康を願うという意味が込められているそうです。
  • 甘酒
    :元々の始まりは、桃の花びらを酒に浸した桃花酒を飲む風習だったものが、雛祭りにお子様でも飲めるようにと、ノンアルコールで米麹から作られた甘酒を飲むようになりました。

節目のイベントなので写真撮影を!

1年に1度の節目の節句のお祝いなので、お子様の写真撮影をすると良いですね!

お雛様と一緒に撮ったり、桃の花をバックにしたり…素敵なお写真が撮れそうな一日ですので、是非可愛いお洋服を着せてあげて写真を撮ってあげてください。

きっと良い記念になることと思います。

雛人形をしまうのに良い時期

雛人形は、3/4以降になるべく早めにしまってあげましょう。

しかし、雛人形は湿気に弱く、せっかくのお人形がカビてしまう原因にもなるので晴れた日中に片付けてあげるのが人形のためには一番良いです。

お天気を見て、片付けてあげてください。
また、立春、雨水と続き、次の節目が「啓蟄の日」になります。

啓蟄の日も縁起の良い日ですので、雨水の日に出して、啓蟄の日に片付けると良いでしょう。

ちなみに2023年の啓蟄の日は3月6日です。

楽しい雛祭りをお過ごしください!

雛人形を飾る時期、飾り方とお祝いの仕方、片付ける時期についてまとめました。

地域ごとに風習があるので適度に参考にしつつ、お子様の成長をお祝いして楽しい雛祭りを過ごしてくださいね!

 

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